ウソップの嘘をつく理由を解説!現実になったホラやこれまでについた嘘についても詳しくご紹介をしていきます!
ウソップのユーモアたっぷりな作り話は、聞いていて面白いですよね!
「またウソップのいつものが始まった」と思えるくらい、お馴染みになっている光景ですが、実は「嘘つき」はキャラクター設定のためだけではなかったようです。
その証拠にウソップが過去についたホラが、次々と現実になっているんですよ。
そもそもウソップはなぜ嘘をつくのか?について理由もご紹介していきますので、最後までお楽しみくださいね♪
ウソップの嘘をつく理由とは?「オオカミ少年」がモデル?

ウソップは、人から「すごい!」と言われるために嘘をついているような描写もたびたび描かれていますよね。
しかし、そもそも嘘つきと呼ばれる発端となったのは、全く別の理由からでした。
いつも明るくひょうきんなウソップですが、実は幼少期にとても寂しい思いをしていたんです。
過去にはワンピースの中で描かれた事もありましたが、今考えると改めて考え直させられる部分もありますので、振り返っていきましょう!
そもそもウソップはなぜ嘘をつくの?
まずウソップがウソをつくようになったきっかけですが、父親ヤソップが赤髪海賊団に入ったことと、母親バンキーナの病気が理由です。
幼い頃、病で倒れ寝たきりの状態だった母親に元気になってもらうため「父親の海賊船が来た」とウソを言ったのが最初のきっかけ。
嘘をつく事が目的ではなく、「母親を元気づけたい」という息子の母親を思う気持ちだったんですね。
この時他にも、
「そんな…死んじゃうような言い方やめろよ・・・・・・!!く…薬の話を知ってる!?伝説の薬があるんだ!!どんな病気でもなおしちゃう伝説の薬なんだ!!あっちの海の向こうに…!!」
という嘘をついていますが、これも希望を持たせるためでしょう。
母親の死後も、ウソを言い続け明るく振る舞うウソップを見て、村の人たちは怒りを通り越して呆れつつもウソップの心情を知って黙って耐えている様子でした。
「イソップ童話」がモデルになっている?
ウソップのエピソードやキャラクターを見て、思い浮かぶのは『イソップ童話』の「オオカミがきたぞ!」ですよね。
この童話の物語は、「羊飼いの少年が、退屈しのぎに「狼が来た!」と嘘をついて騒ぎを起こし大人たちを騙して本当に狼が現れた時には大人たちは信用せず、誰も助けに来なかった。そして村の羊は全て狼に食べられてしまった。」という内容です。
ウソップも、村の人たちにクラハドールの正体について話しますがクラハドールの正体の話をいつものウソだと思い、村の人たちは誰も信じてもらえませんでした。
こうしてみると、結末は違うものの、「ウソップ」と「羊飼いの少年」は何となく似ていると感じられますよね。
「オオカミ少年」は嘘が現実になる話?
「オオカミ少年」は、
- 『人は嘘をつき続けると、たまに本当のことを言っても信じてもらえなくなる。』
- 『常日頃から正直に生活することで、必要な時に他人から信頼と助けを得ることが出来る』
という教訓を示した童話であるとして受け取る人が多いですね。
しかし、オオカミ少年が「オオカミが来たぞ!」と嘘を叫び続けたあと、実際に本物のオオカミが襲ってきていますよね。
ウソップは、「海賊が来たぞ!」と嘘を叫び続けたあと、ルフィ達やジャンゴらクラハドールの部下を乗せたクロネコ海賊団が上陸しています。
オオカミ少年とは嘘つきの少年のことではなく、視点を変えて解釈すれば、『言ったことを本当のことにしてしまう言霊の能力をもった人』の事だと考える事が出来ます。
実際ワンピースの展開の中で、ウソップの嘘が現実になっている描写はいくつもあります。
下記では現実になったウソップの嘘についてさらに詳しく見ていきましょう!
ウソップのつく嘘・ホラは現実になるって本当?現実になった嘘を紹介!

もしもウソップが『言ったことを本当のことにしてしまう言霊の能力をもった人』だとするならば、ワンピースの中では「悪魔の実の能力者」と結びつけてしまいますが、ウソップは悪魔の実は食べていません。
そのため、生まれ持ったものと考えるべきでしょう。
ウソップのついた嘘が伏線だった…なんて、信じられない!という方も多いと思いますが、偶然にしては出来すぎている部分も多いので、過去についている嘘も含めて要チェックですよ!
ウソップの嘘・ホラが現実になった事例
上記した通り「海賊が攻めてきた!」がその1つ目ですね。
シロップ村にいた時に毎日のようについていたこの嘘は現実となっています。
他にも細かい物を含めるとたくさんありましたよ。
「金魚のフンと小人」の話
「おれが5歳の時 南海に住む巨大な金魚と戦った時の話だ…!!まず驚いたのは あのフンのでかさと長さだ。おれは てっきり大陸だと思って上陸しちまったのさ」
「その時 切り身にして 小人の国へ運んだが いまだに 喰いきれて ないらしい」
病気がちで外出ができないカヤにウソップが話して聞かせてあげていた嘘のお話ですね。
実はこの2つの嘘は、その後の物語で登場してます。
まずリトルガーデン編のラストに登場した「島食い」という巨大な金魚。
…確か…“何もない島”という名の巨大なフン…
昔、大陸と間違えて上陸しちまった事を覚えている…!!
巨人族のドリーとブロギーのセリフから、ウソップがついた「巨大金魚と島と間違えるほどの巨大なフン」という嘘が実在してたことがわかりますね。
さらに、ドレスローザで遭遇したトンタッタ族という小人たちは、巨大で凶暴な金魚「闘魚」を「でかいから僕ら王国全員で食べても数ヶ月もつれすよ」と話していました。
「伝説のモグラ」の話
「ああ…!それはあれだ…おれはこの屋敷に伝説のモグラが入って行くのを見たんだ!!で、そいつを探しに…」
カヤの屋敷に忍び込んだ時、執事のクラハドールに見つかり、ついた嘘ですね。
この「伝説のモグラ」と考えられているのが、その後アラバスタで遭遇したモグモグの実の能力者・ミスメリークリスマスがそうなのではないかと言われています。
他にモグラが出現しているシーンとしては、実は巨大モグラが扉絵連載に登場したことがありました。
空島編で登場したエネルの部下・ゲダツにスポットを当てた扉絵連載(314話からスタート)『うっかり青海暮らし』のVol.12「ウッカリ起こした伝説の土番長」で登場しています。
その後ゲダツと戦って部下にされたり、とたびたび登場して、最終的にアラバスタまで開通して温泉を掘り当てているので、もしルフィたちが再びアラバスタに行くシーンがあれば、ウソップと伝説のモグラの対面シーンが見られるかも…?
「3000万ベリーの懸賞金」の話

これはルフィに初めて懸賞金がかけられた時、手配書の写真のルフィの奥にウソップの後ろ姿が小さく映りこんでいた事で出たセリフです。
「ちまたじゃ手配書の3000万ベリーはおれの後頭部にかかってんじゃねぇかって噂でもちきりだ」
この時は、ギャグとして受け止める読者が多かったと思いますが、その後「そげキング」の名前で3000万ベリーの懸賞金がかけられました。
この金額は偶然なのでしょうか。
「覇気」の話
「な…なんて…実は今の揺れこそが 俺の“覇気”だ!」
これはグリーンビットで、突然の揺れに対して驚いてしまった事をはぐらかすためについた嘘ですね。
しかし、その後ドレスローザ編でウソップはルフィを助けるために、実際に見聞色の覇気を覚醒しています。
「8000人の部下」の話
ウソップはピンチの時によく
「俺には8000人の部下がいる!」
と、自分がキャプテンウソップであることをアピールしていますよね。
これは、麦わら海賊団の味方をカウントしていけばそのくらいの人数になるかもしれませんよね。
さらに、ドレスローザのおもちゃにされていた人々を解放したことで「ゴットウソップ」として崇められ、たくさんの味方が出来たので、半分くらいは実現と言っても過言ではないでしょう。
今後現実になりそうなウソップの嘘・ホラは?

こうしてみると、何気なく咄嗟についたような嘘も、見事に伏線として回収されているのがわかりますよね。
特に巨大な金魚とそのフンの話や小人の話は、現実には起こりそうにもない話ですが、実際に存在していたとわかった時には驚きがありました。
では、他には現実になりそうな、伏線となる嘘はないのか?についても調査しました!
ウソップは小さなものから大きなものまで、様々な嘘をついていますが、下記でご紹介する嘘はきっと今後大きく関わってくるのではないかと思います!
①伝説の薬
ウソップは病気の母を元気づけるために、
「く…薬の話を知ってる!?伝説の薬があるんだ!!どんな病気でもなおしちゃう伝説の薬なんだ!!あっちの海の向こうに…!!」
という話をしていますよね。
これは、チョッパーの夢である「万能薬」が現実になるかもしれない伏線だと考えられます。
ウソップが勇気・希望を与えるためについた嘘が現実になるとすれば、素敵な話に早変わりですね♪
②美女・剣豪・肉
「美女の剣豪が肉持ってやってきたぞ!」
これはスリラーバーグでルフィ、ゾロ、サンジが影を抜かれサニー号で寝ている時に3人を起こすためにウソップがついた嘘です。
この言葉に反応する3人の事を理解していたからこそつけた嘘ですね笑
ただこれが、実は伏線になっていて、ワノ国編で、お肉大好きな美女の剣豪が登場するのではないかと見られています。
となれば、戦うのはゾロかな?と想像できますが、どんな展開になるのでしょうか。
③一億人の部下
ウソップの部下の定番と言えば「8000人」ですが、桁が大きく増えて「一億人」と発言していたことがあります。
「…忠告だ!!今のうちに引き返さねぇと 一億人のおれの部下どもがお前らをつぶす事になる!!」
もちろんその桁が大きすぎて嘘であることは丸わかりですが、ひょっとしたら、ドレスローザの一件で味方につけた人々が仲間をつけて、さらにたくさんの人から「ゴット」と崇められる日が来るのかもしれませんよね。
この「つぶす」という表現も、ひょっとして巨人族?などと考えてしまいますが、ウソップの名が世界に知れ渡る日がいずれくる伏線であってほしいですね!
『ウソップの嘘をつく理由 現実 ホラ』まとめ

今回は、ウソップの嘘をつく理由を解説!現実になったホラやこれまでについた嘘についてもご紹介をしてきました!
ウソップの嘘は、ギャグとして流して読んでしまう事も正直多いですが、もしかしたらかなり意味のあるセリフとなる可能性も秘められていますよね。
もしも今後も次々にウソップの嘘が現実となる事になれば、ワンピースを遡って読みたくなりますね~笑
今後のウソップがつく嘘・ホラにも注目して伏線ではないか?と一度考えてみてくださいね♪